昨日12月10日は、皆既月食であった。時間をかけて自分の目ですべてを確認したのは初めてであったので、典型的なものであったらしいが、久しぶりに感激を味わった。
特に、皆既月食となった夜11時過ぎには、月は真っ暗にならずに淡い赤の玉のようになった。月が赤くなることに感動したが、これも既に知られていることのようで、"赤い光が月を照らす:皆既月食中の月は、赤銅色ともいわれ、赤っぽい色をしています。月が地球の影に入っても完全な真っ黒にはなりません。その理由は、太陽光が地球の大気によって屈折や散乱され、うっすらと月面を照らすためです。赤くなるのは、朝焼けや夕焼けの原理と同じように波長の長い赤い光のほうが大気中を通過しやすいためです"とHPに掲載されている。
また、昨夜は、いつもと違って周囲の星座が極めて美しかった。これも、"満月ほどの月明かり"があると、星空を見るのに条件がよいところへ行っても暗い星はかき消されてしまいますが、皆既中はその月明かりがなくなるので、たくさんの星々を見ることができます"とのことである。
私の人生の中では、初めて確認した"赤い玉""美しい星空"であったが、これはすでに長い間多くの人々が確認したことであり、私も実体験をして仲間入りしたことに満足している。
ウィキペディアによれば、"月食(げっしょく、月蝕、英語: lunar eclipse)とは地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月にかかることによって月が欠けて見える現象のことである。望(満月)のときに起こる。日食と違い、月が地平線より上に見える場所であれば地球上のどこからでも同時に観測・観察できる。
すべての部分が本影(地球によって太陽が完全に隠された部分)に入る場合を皆既月食 (total eclipse)、一部分だけが本影に入る場合を部分月食 (partial eclipse) という。
月食は多くの場合1年間に2回起こるか起こらない年、3回起こる年もあり21世紀の100年間では合計142回(皆既月食85回、部分月食57回)生じる。今年の皆既月食は、6月16日についで2回目となる。
参考資料
AstroArts 12月10日皆既月食
ウィキペデイア 月食