2011年11月アーカイブ

118日テレビ東京Digital 7 ニュースセンター "ワールド・ビジネス・サテライト(WBS)にて放映予定"

 

経済産業省と国際医療福祉大学のプロジェクトの実証実験のため、大学+企業のコンソーシアムでベトナムホーチミン市にあるチョーライ病院を訪問した。実施内容は双方バーチャルスライドでデジタル化した画像をサーバーに挙げ、双方で診断する実証実験を行った。                                           

 

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画像は良好、TV会議を同時に行いReal-timeで会話しながら病理診断した。両者の一致率は良かった。チョーライ病院からは、腫瘍の良悪の判定などのコンサルテーションがなされて、三田病院で複数の病理医が鏡検し最終診断、治療方針など述べた。ベトナムから日本に対する病理診断における期待は、ハード面、ソフト面とも大きなものである。

経済産業省の医療の国際支援に貢献すべく一同協力して遂行中である。

次回は、年内に中国北京市の中国リハビリテーションセンターを訪問し、同様な実地調査を予定している。

 

IMG_1479-2.jpgのサムネール画像ベトナムは湿度が強い真夏であった。

ホーチミン市は活気が凄い。モーターバイクが街にあふれて、横断するにも一苦労であった。

ホーチミン市では、"アジアの活気"を充分に感じることが出来る。

人々は温和で一般的には親日的と思われる。

我々も、医療支援などを通して協力して行く国の一つであろう。

2011105日-7日  

 

前回(11)は、2009年に淡路島で開催され2年ぶりの開催である。

20111005サントリーニ.jpgのサムネール画像のサムネール画像11回の会長 佐野壽昭先生は本年初旬にご逝去され皆にとって寂しい開催であった。

また直前にやはり常連であったMayo ClinicBernd Scheithauerも急逝されその寂しさが更に倍増した。

しかし、地元のGeorge Kongogeogosの会長のもとKalman Kovacs, Sylvia Asa, Shreen Ezzat, Ricarco Lloyd, Vania Nose, Wolfgang Saeger, Solciaなどのメンバーが総勢約60名集い、日本からも私を含めて5名程が出席した。風光明美な場所であり、盛会であった。

(写真: Santorini島)

 

IMG_1933.JPGのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像

内容としては、Pituitary stem cells, aggressive pituitary tumors, functioning adenoma, non-functioning adenomaなどについての病理の最近の知見が議論された。

私は、会長のGeorge Kontogeorgosと共に "Toshiaki Sano SessionHereditary Pituitary tumors" Organizeし、 "Hereditary tumor-related animal models"の講演をした。

国際的に見ても、下垂体病理に興味を持つ若手が増えてきていない状況である。

わが国でも、若手病理医に是非下垂体病理に興味を持って、病理診断、研究に従事して貰いたいと願っている。