World War II veteran Daniel Inouye
was known for his efforts toward deepening ties
(Japan Times 2021年1月13日記事) Web版
私は、時々英語にふれたくなったり、またアメリカの日常も知りたくなったりし、朝の通勤時にJapan
TimesとNew York Timesを読む。偶然手に取った1月13日のJTに上記の記事が掲載されていた。
今回の記事は、日米友好の印として、Inouye氏のご祖父の生まれ故郷である福岡県の八女市に銅像(bust)を建立することに関する記事である。一緒に植樹されたハナミズキ(私の好きな)は米国から日米友好の象徴として贈られた花とのことである。
Daniel Inouye氏は、1924年にハワイで生まれ、2012年に88歳で亡くなっている。その間50年の長き(全米で2番目)にわたり、米国の上院議員を務め、その間にご自分のルーツである八女市を訪れている。市でもこの銅像が日米友好のシンボルになるよう期待している。Inouye氏は、第二次世界大戦中(ヨーロッパ)での功績が認められ米国政府が軍人に授与する最高の勲章Medal of Freedom, Medal of Honorを授与されたと記事は結んでいる。
Daniel Inouye氏は、私が卒業後渡米して、四苦八苦して病理の研修に明け暮れていた1972年ころ、Nixon大統領(当時)を辞任に追い込んだWatergate事件の公聴会で上院議員として厳しく鋭い質問をしていた光景を鮮明に覚えている。連日TVで放映されていたが、Inouye氏の姿は病理を研修中の"時にめげそうな"私に勇気と元気をくれた。Inouye氏はその時"Ⅱ世の日本人"として強烈な印象を与え、それ以後最近まで折に触れ思い出していた。
勿論直接お目にかかったことも話をしたこともない。私を元気づける思い出として"静かに心の中に燃え続けている"と表現すると適切なような気がする。
人生にはこういう出会いもあるのであろう。
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