8月27日-29日に開催されたスリランカ病理学会College of Pathologists of Sri Lanka(CPSL)・アジア太平洋IAP集会(AAPIAP)にて講演のためスリランカの首都コロンボに滞在したが、余暇を見て、スリランカに8カ所ある世界遺産World Heritageを3カ所訪問した。
シギリアは、平原に突如現れる岩山(高さ約200m)で、1500年前に、父親の国王を殺害して王位についた息子[兄]が弟の追跡を恐れて山頂に建てたという宮殿の遺跡がある。
頂上まで急な階段で上ったが炎天下のかなりの強行軍であった。途中に5世紀に作成されたフレスコ壁画が当時の鮮明の色彩をとどめていた。
タンブッラは、石窟の寺院で5つ並んでいる。いずれも、横になった仏像を祭っているが、その内の3番目の仏像は1世紀に建立されたものとしてあがめられているとの事であった。これも、かなりの急な坂を上ってゆくところで、日頃の鍛錬の重要さを体験した。
キャンディは、スリランカの仏教の聖地であり、またシンハラ人による最後の王朝の都です。湖畔には最後の王が建立した宮殿および寺院がある。英国コロニアル時代の建物が湖畔に並び素晴らしい街である。寺院は、"歯の寺院"と呼ばれていて、初代ブッダの歯を祭っており、参拝客が非常に多かった。ブッダの歯を見ることが出来るのは、5年に1回との事であった。
スリランカは紀元前から分化的な歴史のある国、王政であり、熱心な仏教国であることが、強く印象づけられた。素晴らしい国である。
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