6月6.7日にパシフィコ横浜において第55回日本臨床細胞学会が開催された。
国際細胞学会International Academy of Cytology(IAC)のPhilippe Vielh理事長は、学会に招聘され "Circulating tumor cells"についての講演し、近い将来の細胞診断の方向性を示唆するものとして注目された。血中に出現する癌細胞は予後、治療方針(分子標的治療など)において極めて重要な位置をしめることを示した。
6月9日には、Vielh教授は国際医療福祉大学三田病院を訪問され、国際三田セミナーにおいて"小児腫瘍における細胞形態学および分子細胞病理学"について講演された。
内容は腫瘍をGroupに分け、それぞれの細胞形態の詳細を述べ、その最終診断における遺伝子解析の重要性を力説した。
Philippe Vielh教授は、優しさのにじみ出た性格で、日本滞在中に多くの友人を作り、観光、会食など大いに楽しまれた。
写真は参加者の皆さんと一緒に三田病院病理診断センターを訪問した際のものである。
Vielh教授は、10日に離日して中国に向かわれた。
本日(6月16日)のメールでは、Vielh教授の宣伝効果により2016年に横浜で開催される国際細胞学会に中国から多くの参加者が期待できるとの事であった。
コメントする