「お医者さんと学ぶ! 目で見る病気研究体験」を行って

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 623日(土)午後1時半から3時半まで、科学技術館にて、表記のセミナーを行った。

対象は、小学5,6年生から中学3年生までの、子供たち20名。男女は半々であった。

 

20130623 1302.JPG20130623 1334.JPG

 

  

 

20130623 1335.jpg内容は、私の専門である病理学を通して、がんを勉強して貰うように企画した。

がんはどのような病気ですか?

がん細胞を見てスケッチしてみましょう。

 正常細胞とがん細胞はどう違いますか?

がんはどのようにしておこりますか?

がんは遺伝しまか?

などの課題を一緒に考えるようにした。

 

20130623 1339.JPGまず、私がパワーポイントでがん細胞を見て貰いながら説明した。

 

20130623 1346.jpg

 

次に、参加している子供たちに実際に顕微鏡で結腸癌のプレパラートを見て観察して貰った。

20130623 1452.jpg

その後に、正常細胞とがん細胞をスケッチして比較してみた。

皆、その違いを良く表現することができた。

 

20130623 1440.JPG

 

20130623 1433.jpg

 

がん細胞は、どんどん増え[増殖]、まわりに入って行き[浸潤]、最後には血管に入って遠くの臓器まで飛んで行ってしまう[転移]という流れを節めした。

 

子供達から多くの質問が寄せられたが、それぞれが"的を射ており"、感動した。

また、各人が興味を持っていることも良く分かった。

 

参加者へのアンケートでは

がんが良く分かった

面白かった

また来たい

医者になりたい

病理医も面白そうだ........など 意見があり 嬉しく思っています。

 

受講生の中には、将来医師を志望している子供も複数いたが、病理学を希望する人も出てくるのではないかと期待している。

 

今回お世話になった科学技術館 坪井健司様、早武真理子様 藤原 真様に感謝致します。

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