第18回国際細胞学会ICCはさる5月26日より30日までパリで開催された。
その会期中に、Kazumasa Masubuchi Life-time Achievement in Clinical Cytology Awardを受賞した。
日本で細胞診断学を発展させた増淵一正博士にちなんだ同賞は、細胞診断において国際的な業績を評価して授与されるもので、日本人で初めて授賞しました。
"これまで40年余り、新しい技術を導入しながらいろいろとチャレンジしてきたが、国際的な評価を受け大変光栄である。これを糧に更に研鑽し、後進の指導にあたりたい。"
また、事前の国際細胞学会(The International Academy of Cytology(IAC)) Executive Council Meetingで評議員Fellow of IAC(FIAC)全員の新任投票が行われ、理事会全員一致で次期理事長に選出された。
任期は、2016年から2019年までの3年間で、2016年には、横浜にて国際細胞学会が開催される。
下はパリ大会会長P.Vielh先生_IAC_SecretaryGeneral_F.Schmitt先生
IACは多くの国の、細胞病理医(Cytopathologist)、細胞検査士(Cytotechnologist)を擁する大きな団体であるが、"組織細胞像がデジタルされている今日、国際学会の在り方も急速に変遷して行くことが予測される。細胞診断分野での国際的リーダーの我が国の立場を踏まえて国際レベルでの細胞診断の発展に大いに尽力したい。"
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