Kuwait city Scientific Centerで見た稀有な三葉虫の化石
先日[2012年3月12日-14日] International Academy of Cytology(国際細胞学会IAC)のtutorialの講師としてクエートのKuwait cityに滞在した。日曜日の余暇に市内のScientific Centerを見学した。
設備の良く整った水族館があり、その延長として アンモナイト、三葉虫の化石の陳列があり、その中で、以下の2種類の"変わった化石"に目を惹かれた。
私は、見たことがなかったので、写真に撮影して帰国した。
Dicranuruという名前も初めてであった。全長2-3cm位で、見たところコーロギのような形をしている。写真を参照してください。三葉虫と関係ありそうだとの予測は持てたがそれ以上の詳細は全く不明であった。
WebsiteでDicranuruを検索すると全く同じ写真がいきなり出てきて驚かされた。
以下はWeb情報
Dicranuruは三葉虫 英語名Trilobite = tri (三つの) + lob (葉,房) + ite (石) の一種であり、
古生代デボン紀(4億1000万年前~3億6700万年前)に生息したとされている。
また三葉虫には、1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産、日本でも産出。
Kuwait cityで見た化石の多くはモロッコから来たそうである。
三葉虫は、私のこれまでの印象では(私のコレクションにもいくつかあるが)、"草履"のような形をしており、平たいものが多いと思っていた。
また、三葉虫は複眼であることも知られている。
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