第10回のアジア太平洋免疫組織化学・分子病理学会Asia-Pacific Societies for Molecular and Immunohistology(APSMI)は、Gary Tse(香港)会長の下、インドネシアのジョグジャカルタにおいて第18回Indonesian Association of Pathology(INA-IAP)と合同で、2015年11月20日から22日まで3日間開催され、大盛会であった。
APSMIは第10回のAnniversary meetingでもあったので、Foundersの一人として、出席した私も大変嬉しく思った次第である。プログラム構成は、初日11月20日は、INA-IAPと
APSMIが合同で開催され、2日目、3日目はそれぞれ別々にセッションが進められた。プログラムは双方とも大変充実しており、成果の大きい学会であったと確信している。
今回も、IAP日本支部会員の先生方が出席され、Keynote lecture、シンポジウムなどを演され、学会の成功に貢献するとともに、私達の病理の力量を示され大変頼もしく感じられた。
また、学会が開催されたジョクジャカルタは、ヒンドゥー教寺院プランバナン寺院、仏教遺跡ボロブドゥールなど9世紀からの貴重な遺跡の残る場所であり感銘を受けた。
APSMIは、下記に見られるように、故Anthony Leong, Jiang Guそして私がFoundersとして発足し10回を迎えることになり、大変嬉しく思っている。
1. 2005 Beijing
2. 2006 Bangkok
3. 2007 Singapore
4. 2008 Penang
5. 2009 Shantou
6. 2011 Sunway Malaysia
7. 2012 Bali
8. 2013 Bangkok
9. 2014 Cebu
10. 2015 Yogyakarta
Tonyが存命であれば、さぞ喜んだのであろうと、返す返す残念に思う次第である。
次年度から、台湾のShi-Ming JungがAPSMI会長として、リードされることになっている。
第11回も今年中に開催予定であり大いに楽しみにしている。