6月23日に科学技術館にて
来る6月23日(日)に科学技術館の御協力で、病理診断を小学5-6年生20名の諸君と一緒に体験する機会を得て、"ワクワク"しています。
いろいろな疾患の中で、比較的子供たちにも分かり易いのは、癌Cancerだと思い、癌細胞を題材とすることにしました。ちなみにCancerとはかに座のことです。なぜでしょうか?
画像を見ながら、癌とは"どういう病気か?"をお話した後に、大腸の癌細胞と正常細胞を見て、観察しスケッチをしてもらうつもりです。
"正常の大腸組織と癌の組織の"見え方の違い"を分かってくれるだろうか? また、癌細胞は正常細胞に比べ、核が大きく形も不揃いなところも分かってくれるだろうか?" など気になるところです。
この研究体験を通して、癌という病気を"形"で把握して貰いたいと思います。そしてそのような形をした癌細胞は、どのようにして"浸潤""転移"するのか? 治療の基本は何か? なども考えて貰うつもりです。
何よりも期待しているのは、小学生の諸君が"病理医"という医者と触れ合って、病理診断という医療行為を身近に理解してくれることです。受講生の中から将来の病理医が生まれるかもしれない!!などとも思いを馳せています。