2012年3月アーカイブ

さる31日に、Blue Note Tokyoで久しぶりにHellen MerrilJazzを聴いた。

Piano, Base, DrumsのトリオをバックにHelen1時間以上ほぼ続けて熱唱した。

前回[10年程前になるか]に聴いたときよりは、さすがに声は"美しく枯れていた"感じがしたが、そのエネルギーは衰えを見せずに、聴く者を魅了し陶酔させた。

すべての曲がスローテンポになっていたような気がするが、Helenの持ち歌である、

"You'd be so nice to come home to""Lover man"など多数を披露し素晴らしいものであった。Elvis Presleyの有名な曲"Love me tender"はじっくりと歌い、一語一語が胸に沁みこんでくる感じであった。

"Love me tender, love me sweet, never let me go"

"You have made my life complete, I love you so"

"Love me tender, love me true, all my dreams fulfilled"

"For my darling I love you and I always will"

今でも耳に残っている。

CD, DVDなどでもう一度聴いてみたい気がしているが、今のところそのような話は聞こえてきていない。

中国抗癌協会CACAの招きで広州Guangzhouおよび北京Beijingにて胃癌HER2の病理に関する講演を行った。

中国でもわが国同様に胃癌の発生頻度が高く、HER2発現に関する病理的解説を行った。

HER2は免疫組織化学により蛋白の過剰発現を判定し、遺伝子増幅に関しては、FISHの他CISHSISHまた最近ではDISHが盛んにおこなわれるようになっている。

方法の具体的な判定方法など重要である。

 

中国においては、富裕層を対象にした胃癌でのTrastuzumab治療が考えられており、HER2の病理学的判定にも病理医の多大な興味が寄せられている。

聴衆の病理医からは熱意が伝わって来たが、熱意の余りかなり返答の困難は質問も多く、私としても大いに勉強になった。

中国側からの講演の中で、北京協和病院では、HER2判定の精度管理用に浜松ホトニクスのNanozoomerを用いた免疫組織化学のデジタルスライドを作成して供覧していた。

中国でも病理画像のデジタル化は急速な勢いで進んでいるようである。

 

2回の私の講演を的確に中国語に翻訳して下さいました金木蘭先生(首都大学朝陽病院病理主任)に深く感謝致します。

 

312日より14日まで、Kuwait cityKuwait大学医学部Jabriya校にて細胞病理学の講習会Symposium on Current Issues in Diagnostic Cytopathologyを行った。 クウェート皆さんと (2).jpg

講師は私とインドのニューデリー市からのDR. V. K. Iyerの二人で3日間の講習を行うというハードなスケジュールであった。 KIMS-CME-12-14 March-2012.jpg

 

本シンポジウムは、Kuwait国家のKuwait Institute for Medical Science(KIMS)が主催し、私がVice PresidentをしているIACが共催をした。

私は、半日間の乳腺病変のGlass slide session[実習]を行った後に、甲状腺腫瘍、乳癌、肺癌、GIST、神経内分泌腫瘍などの細胞診および分子細胞病理のホットな話題を提供しつつ教育シンポジウムを行った。

事前および会期中にPPTのスライド準備に追われ、極めてハードな体験であった。

しかし、教育内容と実績については、手堅い成果を感じることができた。

クウェート2人.JPG

  Kuwaitは、湾岸戦争により国内がかなり破壊されたにも関わらず、そのごオイルマネーにより復興し、現在では、 "平和で豊かな国" として栄えている。クウェートタワー (2).jpg

クエートタワーは特徴ある形でそびえたっており、Kuwaitには、ドバイについで二番目に高い建築物があることも滞在して初めて知ることができた。

大学の教育スタッフはインドなど外国からの人材が主体であり、教育は英語で行っている。

学生はアラビア人が多く、アラビア語と英語を話す。

教育スタッフも、アラビア語のみしか話さない人とコミュニケーションをとる際は、アラビア人学生に助けを借りるという興味ある人間関係であった。

また、厳しい規律でアルコールを飲むことが禁止されている。少し辛い経験をした。

USCAP 長村先生とポスター (2).jpg本年も 317日―21日までUSCAPに出席した。

 

今回の参加者は、これまでの100回の記録を上回り4470名とのアナウンスがあった。

相変わらずの活気であった。

 

私はIAP本部(Central)の種々の会議に出席し、我々のグループからのポスター発表を行った。

例年では、演題の採択率は約50%の難関と言われているが、本年も日本からの発表も多く頼もしく感じられた。全体として若手病理医が多く、いつもの事ながら凄い活気と層の厚さを感じさせられた。Activeな高年齢層も多いものの、着実は世代交代を見ることが出来た。また、演題など病理診断の内容にMolecular Pathology分子病理の比重が一段とました印象を受けた。Molecularという用語よりGenomicが盛んに使われるようになっている。Genomic Pathologyという言葉が間もなく使われるのではないだろうか。

  USCAP会場からの景色.jpg

20日の夜には、日本からの出席者および米国で活躍している日本人病理医を中心にレセプションJapan Night を開催した。

70余名の出席者があり、若手の病理医も多く、これからの海外での活躍を大いに期待したい。

私達となじみの深いDr. Steven G. SilverbergUSCAPDistinguished Pahtologist Awardを受賞され皆でお祝いをした。 

左は会場からの景色です。

 

 

 

Vancouverはまだ寒かったが、良い空気を思う存分吸い込んで、快い滞在であった。

 

USCAP.jpgのサムネール画像